実写版といえば
こんなんありましたね。
言わずもがなのカプコンゲーム「バイオハザード2」ロメロ作CMです。
演ずるはレオン・S・ケネディに「依頼人」「ゴールデンボーイ」のブラッド・レンフロ、クレア・レッドフィールドにエイドリアン・フランツ。(イメージより若干ケバい)


ロメロによるバイオ映画化の夢はあれやこれやで消え去りましたが、「ゾンビ」(DAWN OF THE DEAD)
のリメイク、ザック・スナイザー監督による「ドーン・オブ・ザ・デッド」の成功により、「ザ・クレージーズ」
(THE CRAZIES)のリメイク話が出てきたり、ロメロ自身が手がける新作「ダイヤモンド・デッド」の話題も出てきたりで、最近専ら、カルト的な域を越えて注目を浴びています。(また「ドーン・オブ・ザ・デッド」に関して、今作がヒットすれば続編を作る可能性があることを、監督ザック・スナイザーは発言していたとか。ということは続編があるとすれば「DAY OF THE DEAD(死霊のえじき)」ですか?)
「ダイヤモンド・デッド」は、死より蘇ったゾンビたちがロックバンドを組み、センセーションを起こすというストーリーのロック・ミュージカル調ゾンビ映画(ウッワー)だとか。その出演者として、ジョニー・デップ、デヴィッド・ボウイ、マリリン・マンソン、オジー・オズボーン、グエン・ステファニーという錚々たる面々にオファーを出してるらしい。マンソンがキリスト役でボウイが死神役という噂もあり。
ジョージ・A・ロメロ George Andrew Romero
1940/2/4 アメリカ・ニューヨーク生



Filmography

1968 ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド
1972 悪魔の儀式
     ザ・クレイジーズ
1977 マーティン
1978 ゾンビ
1981 ナイトライダーズ
1982 クリープショー
1985 死霊のえじき
1988 モンキーシャイン
1990 マスターズ・オブ・ホラー
1993 ダーク・ハーフ
2000 URAMI〜怨み〜
2005 ダイヤモンド・デッド

幼少の頃より映画が好きで「ホフマン物語」(*1)を観て感動、映画製作を志すようになる。
54年に撮った8ミリ映画の撮影時に、火を点けた人形をビルから落下させて警察に大目玉を喰らったという逸話があるらしい。大学在学中に撮影現場でアルバイトをしていた彼は、現場で目の当たりにしたハリウッド流の映画製作に疑問を抱くようになる。最初に関わった映画はこのアルバイトで仕事をしたヒッチコックの「北北西に進路を取れ」(*2)。63年に企業映画やCMを手がける映画製作会社を設立。
週末を利用して有志と共に「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(*3)を完成させる。結果は散々なものだったが、ドライヴインシアターやTVの深夜放送でカルト的な人気を得るようになる。
73年にローレル・エンタテインメント社を設立、製作した映画「マーティン」(*6)がヨーロッパで人気を呼び、ダリオ・アルジェントの協力を得て、78年に「ゾンビ」(*4)を完成。ゾンビ映画の元祖となる。(のちに「死霊のえじき」を製作し、「Night of the Livingdead/ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」「Dawn Of The Dead/ゾンビ」「Day of the Dead/死霊のえじき」(*5)でゾンビ三部作と呼ばれる)
ハリウッド大作「The Mummy」(*7)の監督に抜擢されるもスタジオとロメロの作風が相容れず決裂。この作品はのちにスティーブン・ソマーズ監督により「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(*7)として完成・公開された。

*1 *2 *3 *4
*5 *6 *7

                                          → ジョージ・A・ロメロ オフィシャルサイト
ブラッド・レンフロ Brad Renfro
1982/7/25 アメリカ・テネシー州生

Filmography

1994 依頼人
1995 マイ・フレンド・フォーエバー
     トム・ソーヤの大冒険
1996 スリーパーズ
1997 17/セブンティーン
     ゴールデン・ボーイ
1998 ファットマン
2000 誘惑の接吻(キス)
2001 ゴーストワールド
     ブリー
2002 デュース・ワイルド

ドラッグ防止キャンペーン用ビデオに出演したことがきっかけでジョエル・シューマッカー監督に見出され、「依頼人」で映画デビュー。
「ゴールデン・ボーイ」では東京国際映画祭最優秀男優賞受賞。子役あがりの俳優に有り勝ちなドラッグや酒による転落の一途を辿るも、陰を帯びた演技は高く評価される。また、フロー・ダッド・バンドというバンドを結成し、ボーカル、ギター、作詞も担当している。

 ■ レンフロ君は今。
少年期。12歳時。
スーザン・サランドンやトミー・リー・ジョーンズを
相手に堂々たる演技で評価される。
まだ少年期。
美少年ティーンズ・アクターとして、人気を博す。
もちろん日本でも大人気。
まだまだ少年期。思春期あたり。
流れるストレートヘアは一転パーマネントに。
そして今。
こんなんです。
「ブリー」時。
ともすれば少女のように見えた少年体型も
すっかり逞しく。
ヘアスタイルも22歳にしてかなりMの予感。
どことなくベン・アフレックに似て蝶。

2008年1月15日。
ブラッド・レンフロ氏、享年25歳にて逝去。
ご冥福をお祈り致します。

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